マザーズ先物見通し:反発、政府の成長戦略に期待

2020年7月2日 08:43

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記事提供元:フィスコ


*08:43JST マザーズ先物見通し:反発、政府の成長戦略に期待
本日のマザーズ先物は、反発が予想される。1日の米市場はウイルスワクチンの開発期待や6月ISM製造業景況指数が予想外に活動の拡大を示す50を回復したことで投資家心理が改善、上昇して寄り付いた。しかし、ニューヨーク市が屋内飲食再開先送りを決定、アリゾナ州やヒューストンでの感染者の増加など、新型ウイルス関連の報道が嫌気された。また、携帯端末のアップルがウイルス拡大で再度30店舗の休業を発表したこともダウ平均の上値を抑えた。ハイテク通信株の比率が多いナスダックは上昇した。本日のマザーズ先物は、ナスダック指数が上昇したことや、堅調なナイトセッションの流れを受けて反発が予想される。日本国内でも新型コロナ患者が東京都で67人と非常事態宣言後、最多となったことや引き続き海外でもコロナ第2波が警戒されていることで、時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ銘柄が先物をけん引することが期待されよう。また、政府がまとめる経済成長戦略に低額手数料の決済システム構築が盛り込まれると、本日付けの日本経済新聞が報じており、情報通信システム関連や、キャッシュレス関連銘柄が注目され市場を下支えすることを期待したい。上値のメドは957.0pt、下値のメドは896.0ptとする。《YN》

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