マザーズ先物見通し:好調な外部環境を映して買いが先行か

2020年6月3日 07:47

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記事提供元:フィスコ


*07:47JST マザーズ先物見通し:好調な外部環境を映して買いが先行か
 本日のマザーズ先物は、前日の米国株高や円安進行など外部環境の好調さが続いていることを背景に買いが先行して始まりそうだ。前日の米国市場は、欧米で続いている経済活動の再開への期待が継続し、NYダウなど主要株価指数は続伸したほうか、欧州の主要指数も上昇、シカゴの日経225先物も続伸した。為替市場では、1ドル=108円台後半へと円安が進んでいるほか、原油市況も上昇するなど、リスクオンムードが続いている。こうした流れを背景に日経平均も続伸スタートが想定されるだけに、個人投資家のセンチメントも上向き、マザーズ先物にも買いが波及することが見込まれる。市場では「個人投資家の中小型株への物色意欲はおう盛だけに、『押し目待ちに押し目なし』の格言通り、強調展開が続く可能性がある」との見方も出ている。しかし、東京都では2日、新型コロナウイルスの新規感染者が34人確認されたと発表し、警戒を強める「東京アラート」を初めて出した。市場では「経済活動の再開の動きにブレーキがかかってしまえば、これまでの期待感が後退しかねないだけに、上値圧迫要因になることも想定される」との声もあり、買い一巡後は上値の重さが意識されることもありそうだ。上値のメドは1035.0pt、下値のメドは1015.0ptとする。《FA》

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