注目銘柄ダイジェスト(前場):サイバーセキュリ、ウシオ電、ブイキューブなど

2020年6月2日 12:35

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):サイバーセキュリ、ウシオ電、ブイキューブなど
ウシオ電<6925>:1464円(+126円)
急伸。米子会社がアクイティ社と、222nmの紫外線照射によりウイルスや細菌を不活化・殺菌する「222nm紫外線殺菌・ウイルス不活化モジュールCare222TM」の供給契約を締結したと発表している。アクイティ社では、同モジュールを自社照明器具に組み込み、照明を使用しながら、ウイルスや細菌を不活化・殺菌する商品の開発を進め、20年後半から販売を開始する予定のもよう。業績インパクトへの期待なども高まる展開に。


ブイキューブ<3681>:1327円(+84円)
急伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の1.5億円から2.2億円に、通期では5億円から5.8億円に引き上げている。収益性の高いサービスが堅調に推移していることが利益上振れの背景に。また、在宅勤務の急速な浸透で、Web会議「VCUBEミーティング」の新規受注やプランアップの申し込みは増加してきているもよう。なお、子会社清算方針決定による繰延税金資産計上で最終益の修正幅は大きくなっている。


ペッパー<3053>:607円(+23円)
大幅続伸。食材供給元であるエスフーズ<2292>社長から20億円を借り入れたと発表している。返済期日は7月末とされている。急速な出店に反して売上不振に陥り、新型コロナウイルスの影響も加わって、足元で業績や財務が悪化してきていた。運転資金や返済資金の確保につながったものとして目先の安心感が先行、売り方の買い戻しの動きなども強まっているとみられる。


ゼネパッカー<6267>:1981円(-90円)
大幅に3日ぶり反落。20年7月期第3四半期累計(19年8月-20年4月)の営業利益を前年同期比2.2%増の5.56億円と発表している。メカトロハイスペック包装機を中心に給袋自動包装機の販売台数が増加した。通期予想は前期比5.6%減の7.00億円で据え置いた。第2四半期累計(19年8月-20年1月)は39.3%増の5.02億円だったことから、利益の伸びが鈍化したことが嫌気され、売り優勢となっている。


DLE<3686>:235円( - )
ストップ高買い気配。ペガサスファンドを通じて、音楽主体の短編動画のソーシャルメディアプラットフォームを運営する「トリラー」への投資を決定と発表している。同プラットフォームは全世界で 8000 万ダウンロードを達成と急成長中。投資方針はすでに発表されていたが、「トリラージャパン」の設立についても合意しており、日本向けにローカライズした展開も予定とされていることで、今後の期待感が一段と高まる形にもなっている。


サイバーセキュリ<4493>:25550円(+3460円)
大幅に続伸。30日を基準日として1株につき4株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げて投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴い、発行可能株式総数を894万株から3576万株に増やす定款変更も実施する。株式分割で投資資金が流入するとの期待から買いが集まっているようだ。


ワークマン<7564>:9500円(+370円)
大幅に3日続伸。5月の既存店売上高が前年同月比19.4%増になったと発表している。伸び率は4月(5.7%増)から加速した。客数は17.1%増(前月8.1%増)、客単価は2.0%増(同2.2%減)。新型コロナウイルス対策で時短営業や臨時休業を実施したが、気温上昇で冷感素材のコンプレッションウエアや長袖Tシャツ、サマーカーゴパンツなどの需要が高まった。全店ベースの売上高は22.2%増で、客数は19.8%増、客単価は2.0%増。《ST》

関連記事