ジモティーは調整一巡

2020年5月28日 09:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ジモティー<7082>(東マ)は、地元で情報を探す人と情報を発信したい人をマッチングさせるクラシファイドサイト「ジモティー」を運営している。20年12月期大幅増益予想である。当面は新型コロナウイルスで広告出稿減少などの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は戻り一服の形となった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■クラシファイドサイト「ジモティー」を運営

 20年2月東証マザーズに新規上場した。地元で情報を探す人と情報を発信したい人をマッチングさせるクラシファイドサイト「ジモティー」を運営し、広告枠提供による収入を柱としている。

 クラシファイドサイトとは、地域や目的によって分類された募集広告を一覧形式で掲載する広告媒体の一つで、誰でも手軽に広告掲載できる点が特徴である。

■20年12月期大幅増益予想

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比13.5%増の14億34百万円、営業利益が3.5倍の3億06百万円、経常利益が4.1倍の3億06百万円、純利益が2.2倍の2億12百万円としている。

 第1四半期は売上高が3億86百万円、営業利益が28百万円だった。利用者数が増加し、増収効果で広告宣伝費増加を吸収して営業黒字化した。当面は新型コロナウイルスで広告出稿減少などの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服の形となった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して出直りを期待したい。5月27日の終値は1583円、時価総額は約89億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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