「卒煙」活動推進のロート製薬、喫煙をしていない従業員が99.9%に

2020年5月13日 07:00

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「卒煙」したい人が、3カ月間同僚らの応援をうけながら「完走」を目指すロート製薬の「卒煙ダービー」(画像:ロート製薬の発表資料より)

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 2020年4月の喫煙率ゼロを目指して「卒煙」活動に全社で取り組んでいるロート製薬(大阪市生野区)は12日、喫煙をしていない従業員の数が99.9%に到達したと発表した。目標の喫煙率ゼロには到達できなかったが、同社では「引き続き、健康増進につながる卒煙活動を続けていく」としている。

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 ロート製薬では、世の中の健康寿命延伸に貢献する第一歩として、従業員自身の健康増進につながる取り組みを続けている。受動喫煙対策や従業員の卒煙支援には1996年から取り組んでおり、同年、本社や事業所での分煙化をスタート。2007年には、事業所内の喫煙所を廃止するとともに、事業場内を全面禁煙とした。

 また、2019年からは社内のみで使える「健康社内通貨ARUCO(アルコ)」を導入し、アルコを使った「ノースモーキング手当」や「卒煙手当」の支給を開始した。アルコは、社内での健康食ランチの購入やリラクゼーション体験、社内セミナーの参加費、リフレッシュ特別休暇の取得費として使うことができ、運動など健康によいことをすれば取得できる。非喫煙者には毎月500コイン、卒煙を達成すると10000コイン獲得できるという。

 ほかにも、社内公募で始めた取り組みとして「卒煙ダービー」がある。これは、卒煙しようと名乗り出た従業員がエントリーするもので、3カ月間での卒煙に取り組む。参加者以外の従業員は「卒煙サポーター」として応援する参加者1人を選択。3カ月間、「卒煙完走」に向けて取り組みを応援していく。

 こうした取り組みが実り、2004年に28.7%だった喫煙率が2019年には7.7%と大幅に減少。今年4月30日現在で0.1%となった。喫煙していない従業員の内訳は、もともと喫煙していない人が89.3%、卒煙に成功した人8.9%、卒煙にチャレンジ中の人が1.7%だという。

 同社では「健康は自分でマネジメントすることが大切だとの思いから、従業員一人一人が喫煙の害を理解し、自分の意思で喫煙習慣を卒業するという意味の『卒煙』へのチャレンジを後押ししてきた。今後も卒煙を推進していくとともに、社会全体の健康作りと健康寿命の延伸にも貢献していきたい」としている。

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