DDホールディングス 20年2月期は2ケタ増収増益、飲食事業・アミューズメント事業ともに増加

2020年4月15日 20:07

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記事提供元:フィスコ


*20:07JST DDホールディングス---20年2月期は2ケタ増収増益、飲食事業・アミューズメント事業ともに増加
DDホールディングス<3073>は14日、2020年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.5%増の573.69億円、営業利益が同34.5%増の28.46億円、経常利益が同30.6%増の29.16億円、親会社株主に帰属する当期期純利益が同32.8%増の14.42億円となった。

飲食事業の売上高は前期比14.1%増の475.07億円、セグメント利益は同17.2%増の27.50億円となった。大型連休において、商業施設及びカフェ業態などでは集客増となったものの、2019年9月、10月に発生した大規模台風の襲来による風水害に加え、2020年1月以降の新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛等の影響を受け宴会需要が低下し、一定の影響をもたらした。既存ブランドのブラッシュアップを継続的に実施し、広告媒体の最適化などを行い顧客満足度の向上に努め、更なるブランドポートフォリオ拡充のための業態開発にも注力した。新たな取り組みは、子会社のエスエルディーにおいて、他社が保有するIPコンテンツを活用した期間限定コラボレーションイベント等の実施に特化した業態「collabo_Index(コラボスペースインデックス)」を直営店のうち2店舗で開始した。なお、直営店舗出退店等の状況は、24店舗の新規出店、53店舗の連結範囲の変動に伴う増加、19店舗の退店により、計431店舗となった。

アミューズメント事業の売上高は前期比5.6%増の98.62億円、セグメント利益は同15.9%増の19.48億円となった。各店舗において各種キャンペーンを継続的に実施するとともに、ダーツ機の最新機種「DARTSLIVE3」の導入や風営法等の解釈運用基準の改正にともなうダーツ機の増設等店舗内で複数コンテンツを楽しむための回遊性の向上にも継続して注力した。また、複合カフェは、各店舗において新規顧客の獲得並びに既存顧客の満足度向上に努めた。しかし、飲食事業同様、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や各種イベント等の自粛の傾向が続くなど、一定の影響をもたらした。なお、直営店舗出退店等の状況は、4店舗の新規出店、1店舗の退店により、計58店舗となった。

2021年2月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界各国における拡大状況及び同社グループの国内外における店舗の営業状況等を踏まえ、現時点では業績に影響を与える未確定要素が多いことから、適正かつ合理的な業績予想の算出が困難なため未定としている。今後、同社グループ各社の状況確認が進み、適正かつ合理的な算出が可能となり次第、速やかに開示をするとしている。《SF》

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