Windows 10 バージョン2004はリリースを延期すべきか

2020年4月13日 08:32

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記事提供元:スラド

Microsoftが上半期にリリースを予定しているWindows 10 バージョン2004(20H1) について、ComputerworldのGregg Keizer氏とWoody Leonhard氏がそれぞれ別の記事でリリースを延期すべきだと主張している(Computerworldの記事[1][2])。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響が広がる中、MicrosoftはWindows 10 バージョン1709 Enterprise/Education/IoT Enterpriseのサポートを6か月延長し、セキュリティコンテンツを含まないオプションの更新プログラムの提供を5月以降一時停止することを発表。Surface Neo/Windows 10Xの年内リリースを取りやめたとも報じられている。一方、Windows 10 バージョン2004については特にリリース計画の変更などは発表されていない。
そもそもバージョン2004は具体的なリリース時期も発表されていないが、Windows 10 Insider Previewの20H1ビルドは昨年11月のビルド19030以降で評価版を示すデスクトップ上のウォーターマークが表示されなくなっている。12月にビルド19041がリリースされて以降は4か月にわたってマイナービルドでの修正・改善が繰り返されており、完成は近付いているとみられる。また、Insiderビルドでは「Get-VMHostSupportedVersion」コマンドレットを実行するとバージョン2004が「May 2020 Update」と表示されることもあり、5月にリリースされると考える人も多いようだ。

MicrosoftはWindows 10 バージョン1809(October 2018 Update)のリリース前に十分なテストを行わずに大失敗しているが、以降の大型アップデートではそこまで大きな問題は発生していない。それでも大型アップデートの適用には時間がかかり、失敗する可能性もある。Keizer氏は自宅で仕事をするためVPN経由で企業のネットワークに接続している人にとっては帯域幅が十分でないことや、企業のヘルプデスクが手薄になっていることなども指摘している。スラドの皆さんはどう思われるだろうか。

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