【株式市場】日経平均は配当に絡む先物買いもあり大引け前に再騰し大幅に反発

2020年3月31日 12:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は1万9389円43銭(724円83銭高)、TOPIXは1459.49ポイント(60.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億6833万株

 3月27日(金)後場の東京株式市場は、昼前までの円高が後退とされ、日経平均が前引けより130円ほど高い357円高で始まった。前引けにかけて一服気味だった花王<4452>(東1)が一転ジリ高基調となり、アステラス製薬<4503>(東1)は中盤一段高。日経平均は終盤まで300円~400円高で推移し、大引け間際は先物の配当再投資買いに連動とされて一段高。前日比で大幅反発となった。

 後場は、ハウス食品G本社<2810>(東1)やニチレイ<2871>(東1)が「不要不急の外出自粛」を受けて強調推移し高値引け。昭和化学<4990>(東2)はサトウキビ原料の食品添加アルコール製剤の除菌などが言われて2日連続ストップ高。ナノキャリア<4571>(東マ)は午後イチで遺伝子治療薬に関する発表が伝えられ急伸しストップ高。アマガサ<3070>(JQS)は株主優待制度の導入と固定資産の売却益が好感され大引けまでストップ高。フクダ電子<6960>(JQS)は人工呼吸器が材料視され大引けにかけて上げ加速。

 東証1部の出来高概算は増加し23億6833万株(前引けは9億7664万株)、売買代金は3兆9093億円(同1兆5749億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1995(前引けは1554)銘柄、値下がり銘柄数は148(同562)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、電力・ガス、医薬品、建設、金属製品、倉庫・運輸、化学、卸売り、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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