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フィアット500がEVに生まれ変わる 自動運転機能も搭載
FCAは6日、販売中であるフィアット500のフルモデルチェンジを発表。同社初のEV(電気自動車)としてイタリア・ミラノで世界初公開を行った。長年世界中で愛されてきたホットハッチの名車の生まれ変わりは、多くの人の関心を集めそうだ。
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2007年の復活後、現行は3世代目モデルだったフィアット500は、今回のフルモデルチェンジでゼロエミッション実現を目指したEVに生まれ変わる。EVとしては初という、4座席オープンカーとして登場しただけでなく、居住空間の拡大や運転サポートテクノロジーの充実など、時代に合わせた柔軟な変化も見どころだ。
これまでの500ならではの愛嬌や使いやすさも引き継いでおり、現代のフィアットらしさを体現した車である。
航続距離はWLTPサイクルで最大320kmを誇り、モーターによる最高出力は87kW、最高時速は150km/h。欧州仕様では85kWの急速充電器の標準装備もポイントである。
最新のフィアット500は、レベル2の自動運転システムを備えている。その中には衝突被害軽減ブレーキや、先行車との距離を保ちながら速度を自動コントロールする「ACC」などのテクノロジーなどがあり、ドライバーの負担や事故リスク軽減に期待がかかる。FCAが1月に発表した次世代車載エンターテインメントシステム「UConnect5」の採用も決定した。
EV版フィアット500初公開の舞台であるミラノの発表会では、ジョルジオ・アルマーニやブルガリなど、世界的ファッションブランドとコラボレーションしたワンオフモデルも公開。今後のさまざまな展開を期待させるイベントとなった。
日本での発売日や価格は未定ながら、現地では3月4日からすでにローンチモデル「La Prima」のオンライン事前予約が始まっていることから、世界的な流通も近いだろう。フィアットブランドの常識を覆す一台だけに、国内市場に登場すれば多くの関心を集めそうだ。
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