カクヤスは底値圏、20年3月期増収増益予想

2020年2月27日 07:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 カクヤス<7686>(東2)は酒類販売の大手である。20年3月期増収増益予想である。第3四半期累計の進捗率は概ね順調だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は地合い悪も影響して安値を更新する場面があった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。

■酒類販売の大手

 19年12月東証2部に新規上場した。酒類販売の大手で、業務用販売と家庭用販売を展開している。

 家庭用販売は17年施行の「酒類の公正な取引に関する基準」により、廉価での販売が縮小して収益改善している。料飲店向けなど業務用販売は、小規模酒類卸売業者が減少傾向である。

■20年3月期増収増益予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比1.6%増の1104億60百万円で、営業利益が2.3%増の18億20百万円、経常利益が2.0%増の18億42百万円、純利益が26.9%増の9億46百万円としている。積極的な営業活動を展開して増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が842億25百万円、営業利益が13億円で、通期予想に対する進捗率は売上高が76.2%、営業利益が71.4%と概ね順調だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は地合い悪も影響して安値を更新する場面があった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。2月26日の終値は1560円、時価総額は約118億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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