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米独の情報機関、有力暗号機メーカーに秘密裏に出資 他国の機密を収集
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
多くの国で使われていた暗号化装置を開発していたスイスのCrypto社を米国およびドイツの諜報機関が1970年代に秘密裏に買収、同社の暗号化装置を使った外交公電などの通信内容解読していたことが判明した。同社の暗号装置は2000年代まで120か国以上に販売されており、一時は各国政府の暗号通信の約40%で使われるほどのシェアがあったという(Washington Post、BBC、東京新聞、Slashdot)。
実際、これによって1979年のイラン米大使館人質事件時にイラン当局の動きを監視したり、1982年のフォークランド紛争でアルゼンチン軍の機密情報を入手する、といった成果が上がっていたそうだ。ただ、ソ連(現ロシア)や中国、北朝鮮はCrypto社の暗号機器を導入していなかったという。
なお、Crypto社の機器が人気だったのは、スイスが精密機器に強いとされており、また永世中立国であることから信頼できるという点も大きかったようだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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