概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反落、利益確定売りが優勢

2020年1月27日 10:47

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記事提供元:フィスコ


*10:47JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反落、利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 118376.36 -0.96%
24日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1151.27ポイント安(-0.96%)の118376.36で取引を終えた。119593.1から118108.3まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、中国における新型肺炎の感染拡大に伴う移動制限の実施が中国を含む世界経済への悪影響が懸念されていることも警戒された。このほか、中国市場などがこの日から旧正月連休で休場に入るため、積極的な売買も手控えられた。

【ロシア】MICEX指数 3146.20 +0.16%
24日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比5.00ポイント高(+0.16%)の3146.20で取引を終了した。3134.70から3165.86まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧州市場の上昇などが好感され、ロシア株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。中国で発生した新型肺炎の感染拡大に伴う移動制限措置の実施を受け、中国を含む世界経済への悪影響懸念が指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 41613.19 +0.55%
24日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比226.79ポイント高(+0.55%)の41613.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.90ポイント高(+0.56%)の12248.25で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、インド株への買いも広がった。また、インドと英国や欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)に向けた交渉が近く開始されるとの政府発言も、輸出の拡大期待を高めた。

【中国本土】
休場《FA》

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