サントリー、ワインをリサイクルペットボトルに 再生PET樹脂を使用

2020年1月23日 17:28

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リサイクルペットボトルによる720mlペットボトル商品。(写真:サントリーグループ発表資料より)

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 サントリーワインインターナショナルは21日、一部のワインに使用しているペットボトルを順次リサイクルペットボトルに変更すると発表した。対象となるのは、国産カジュアルワインに使われている720mlのペットボトル。環境への負荷を軽減するための取り組みの一環で、新たに導入されるリサイクルペットボトルは再生PET樹脂が原料となる。

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 「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」や「デリカメゾン」などの商品に使用され、ラベルにはリサイクルペットボトルであることを表す独自のマーク「PET to PET」を記載。リサイクルペットボトルの導入は、2020年夏ごろからとなる予定だ。

 サントリーグループは持続可能な社会に向けて「プラスチック基本方針」を策定しており、今回の取り組みはこの方針に沿ったものとなる。「プラスチック基本方針」では、商品に使用するペットボトルの素材を、2030年までにすべて化石由来原料からリサイクル素材と植物由来素材に切り替えることや、プラスチック使用量の削減を目指して容器のデザインを変更することなどがうたわれている。

 グループの企業理念である「人と自然と響きあう」に基づいて、循環型社会や脱炭素社会を実現するのが狙いだ。環境問題への関心が世界的に高まる中、消費者を意識し時流に乗った取り組みとして期待される。

 日本国内ではワインの市場がやや下火となる中で、サントリーワインインターナショナルは比較的好調な業績を残しており、2019年は前年を上回る売上を記録した。中でも、暮らしの中で気軽にワインを楽しむことをコンセプトにした国産カジュアルワインのカテゴリーは人気が高い。

 今後もさらなる市場の拡大を目指して、既存商品のリニューアルや新商品の発売など積極的な戦略を打ち出している。2月には世界5カ国から厳選したぶどうを使用した「5セレクトレゼルブ」の発売も予定されるほか、世界的に注目の高まるオーガニックワインや高品質な日本ワインなど、ほかのカテゴリーのワインにも力を入れている。

 グループとしてサステイナビリティ経営を推進することで消費者に訴求しながら、ワインのシェア拡大を狙う。(記事:万嶋せら・記事一覧を見る

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