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ロボアドバイザーのWealthNavi、預かり資産2100億円突破
(画像:ウェルスナビの発表資料より)[写真拡大]
ロボアドバイザーの「WealthNavi(ウェルスナビ)」を運営するウェルスナビ(東京都渋谷区)は14日、2020年1月10日時点の預かり資産が2100億円、口座数は27万口座を突破したことを発表した。
資産運用といえば、かつてはある程度まとまった資金を持つ人が行うものと考えられていたが、長らく続く低金利や老後資金の不安から、株や投資信託などの金融用品に関心が高まっている。一方で、金融商品の多様化や複雑化から自分に合った商品を見つけるのは難しい。そうした背景からAI(人工知能)を活用し、投資に関する知識や時間がなくても資産運用ができるロボアドバイザーが日本でも広まりつつある。
WealthNaviは、利用者が数個の質問に答えていくことでそれぞれにあった資産運用のプランを提案し、資産配分の決定から発注、積立、xさらに税金の最適化まで自動で行う。投資方法は、ノーベル賞を受賞したウィリアム・シャープ氏の理論に基づいており、約50カ国1万1000銘柄に分散投資している。
こうした手軽さや、預かり資産の1%(3,000万円を超える部分は0.5%)というシンプルな手数料(現金部分を除く、年率、消費税別)により、正式リリースした2016年7月から約3年5カ月間で預かり資産2100億円、口座数27万口座を超えたという。
また1月10日より、「資金決済に関する法律(資金決済法)」に基づき、銀行口座を経由することなく、SBI証券の総合口座の預り金をロボアドバイザーである「WealthNavi for SBI証券」の口座へ直接送金可能となった(1日当たり100万円まで)。
2010年4月に施行された資金決済法は、資金決済システムに関するテクノロジーの進展や利用者ニーズの多様化により制定されたもので、登録を行えば、銀行などの免許がなくとも資金移動業者として為替取引を行えるようになった。
現在ロボアドバイザーは証券会社をはじめ、スタートアップ企業などさまざまな企業から提供されている。投資である以上リスクはあるが、少額から始められ、専門知識がなくても資産運用ができることから、今後も若い世代を中心に広まっていくことが期待される。(記事:Kei_T・記事一覧を見る)
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