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Automagi、AI活用した共同配送支援のアプリ開発が内閣府のプロジェクトに採択
開発するアプリのイメージ。(画像:Automagi発表資料より)[写真拡大]
AIソリューション「AMY(エイミー)」を開発・提供するAutomagiは20日、同社の研究開発プロジェクトが、内閣府が進める「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期スマート物流サービス」に採択されたことを発表した。スマホアプリを利用した共同配送における新たな仕組み作りを目指す。
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採択された研究開発テーマは、「スマート物流を支援するスマホAIアプリケーション基盤技術の研究開発」。荷姿を撮影することでサイズ、種別、伝票の読み取りなどをAIによる画像認識技術で自動判定するスマホアプリを開発、このスマホアプリを利用して、効率的な共同配送の実現を目指すという。
AIを活用した金融機関向けサービスの提供など、AutomagiはAIソリューションの開発や提供を行っており、これまでに120件以上のAIプロジェクトを実施してきた。特に物流分野では、AI画像認識活用物流システムの国内シェア第2位の実績を持ち、物流業界の課題を解決に向けて、経験を生かした研究開発を続けている。
近年、物流業界を取り巻く環境は厳しさを増している。ECサイトによる販売やフリマアプリの充実などによるサービスの多様化により、高度なサービスが求められている一方で、人手不足による長時間労働やドライバー・集配スタッフの高齢化など、課題は山積みだ。またサービスの多様化に伴い、小口から大口まで荷物サイズの多様化が進み、トラックへの積載効率は年々低下。これらの課題を解決するために、共同配送のための仕組み作りが必要とされていた。
内閣府に採用されたプロジェクトでは、混載の効率化を進めるためのスマホアプリケーションの搭載に向けた、AI画像処理技術の研究・開発を行う。スマホで荷姿を撮影するだけで、ドライバーや集配スタッフは共同配送に必要な情報を得ることができる。Automagiは、このような仕組みを安価で提供することで、物流業界の課題解決に向けてサポートする。(記事:まなたけ・記事一覧を見る)
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