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FCAのロゴ。(c) 123rf[写真拡大]
自動車大手の仏PSAとFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)が合併することがわかった。これにより、年間売上高約20兆円、年間販売台数で900万台近くとなる巨大自動車グループが誕生する。
PSAは仏プジョー、シトロエン、DS、独オペルなどで形成されており、ヨーロッパの自動車市場に強みを持つ。FCAは、伊フィアット、アバルト、アルファロメオに、ジープなどのブランドを展開する米クライスラーが加わっており、北米やラテンアメリカに強みを持つ。
10月31日(欧州時間)に、両グループは対等資本を条件に経営統合の交渉を行っていると報じられ、今回、正式に合併契約締結を発表した。
今回の提携による両グループの狙いは、高級車やSUVなどの車両ラインナップ強化、自動運転システムやEVなどの開発に対する投資効率の向上などとされる。特にEV分野では、PSAからプジョー・e-208、FCAからはフィアット500のEVモデルなど、既存人気車種の電動版開発を視野に入れている。マーケティング面でも両グループが強みを築いた地域の勢力を守りつつ、中国での販売強化も目指す方針という。
今後12~15カ月間で合併後の事業整理に入る予定。新グループ会社のCEOにはPSAのカルロス・タヴァレス代表取締役、会長にはFCAグループのジョン・エルカン会長が就任する。
合併により、PSAとFCAによるグループの年間販売台数は約870万台となり、独フォルクスワーゲングループ、仏ルノー・日産・三菱アライアンス、トヨタグループに次ぐ、世界4位の自動車メーカーとなる。
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