マザーズ先物概況:6日ぶり反落、香港人権・民主主義法署名でリスクオンムード後退

2019年11月28日 15:25

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記事提供元:フィスコ


*15:25JST マザーズ先物概況:6日ぶり反落、香港人権・民主主義法署名でリスクオンムード後退
28日のマザーズ先物は前日比3.0pt安の911.0ptと6日ぶりに反落した。なお、高値は918.0pt、安値は909.0pt、取引高は1309枚。本日のマザーズ先物は、大きく上伸したナイトセッションと反落した日中取引とで明暗が分かれる形となった。前日の米国市場では米中貿易協議の進展期待が高まる中、市場予想を上回る経済指標が相次ぎ、NYダウなど主要株価指数は3日連続での最高値更新となった。こうした背景からマザーズ先物はナイトセッションの間は高いところで923.0ptを付けるなど大きく上昇していた。ただ、日中取引開始直前にトランプ大統領が香港人権・民主主義法に署名したとの報道があり、センチメントに水を差す形で、マザーズ先物はナイトセッションの終値水準から大きく反落してのスタートとなった。東証1部市場の電子部品などの大型株がさえない中、マザーズ市場の中小型株は幕間繋ぎ的なかたちで物色され、現物市場においては小幅ながらプラス圏での推移となっていたが、目先の先高観が弱まったため、先物の方は小安く推移する展開となった。売買代金上位では、レーティング開始を材料に昨日大幅高となったSansan<4443>をはじめ、セルソース<4880>、特異的抗体を含む診断薬キット「ルミパルスプレスト アルドステロン」の国内販売が開始されたと発表したカイオム<4583>などが大きく上昇した一方で、インパクトHD<6067>、トゥエンティーフォーセブン<7074>は下落した。《YN》

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