ユーロ週間見通し:伸び悩みか、米中通商協議の進展を見極める展開

2019年11月16日 14:53

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記事提供元:フィスコ


*14:53JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、米中通商協議の進展を見極める展開
■強含み、域内経済の回復期待でユーロ売り縮小

先週のユーロ・ドルは強含み。米中通商協議の進展に対する懐疑的な見方が広がり、一時1.10ドルを下回った。しかしながら、ドイツの11月ZEW景気期待指数の大幅改善や、7-9月国内総生産(GDP)速報値はマイナス成長を回避したことが好感され、リスク回避のユーロ売りは縮小した。取引レンジ:1.0989ドル-1.1057ドル。

■もみ合いか、域内経済の現状を見極める展開

今週のユーロ・ドルはもみ合いか。ドイツとユーロ圏の製造業PMIが改善を示した場合、域内経済の回復を見込んだユーロ買いが広がる可能性がある。ただし、20日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が追加緩和の必要性を示唆する内容でなかった場合、ユーロ買い・米ドル売りはやや抑制される可能性がある。

予想レンジ:1.0950ドル−1.1150ドル

■弱含み、一時119円台前半まで売られる場面も

先週のユーロ・円は弱含み。米中通商協議の行方について悲観的な見方が広がったことや、中国関連の経済指標が市場予想を下回ったことから、一時119円台前半までユーロ安・円高に振れる場面があった。ただ、ドイツやユーロ圏の主要経済指標に改善がみられたことから、対円レートの下げ幅は縮小し、ユーロ・円は120円台に戻した。取引レンジ:119円25銭−120円64銭。

■伸び悩みか、米中通商協議の進展を見極める展開

今週のユーロ・円は伸び悩みか。ドイツ、ユーロ圏の製造業と非製造業のPMIの数値が手掛かり材料になりそうだ。ただし、米中通商協議のすみやかな進展への期待が低下した場合、リスク回避のユーロ売り・円買いが強まる可能性は残されている。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・22日:マークイット11月製造業PMI(10月:45.9)
・22日:マークイット11月サービス業PMI(10月:52.2)

予想レンジ:119円20銭−121円20銭《FA》

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