ウェルス・マネジメント 2Q大幅な増収増益、不動産金融事業が好調に推移

2019年11月13日 08:03

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記事提供元:フィスコ


*08:03JST ウェルス・マネジメント---2Q大幅な増収増益、不動産金融事業が好調に推移
ウェルス・マネジメント<3772>は11日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比777.1%増の89.66億円、営業利益が19.43億円、経常利益が26.19億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が15.15億円となった。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の対前年同四半期増減率は1000%を超える為、記載していない。

中長期的な宿泊需要の取り込み、収益基盤の拡大を目的として、同社35%出資のシンガポール持分法適用会社を通じて匿名組合出資をしていた京都市東山区所在の京都悠洛ホテルMギャラリーの信託受益権を、共同投資家と新たに設立した子会社の匿名組合悠洛が取得したこと等が当第2四半期の収益に大きく寄与した。

2019年6月にマリオット・インターナショナルとの間で再開発完了後の新ホテル「Aloft大阪堂島(仮称)」の運営業務委託契約を締結していた大阪堂島ホテルの再開発の新築工事が着工した。また、2019年7月に子会社のホテルWマネジメント(以下HWM)とFAUCHON HOSPITALITY(フォション ホスピタリティ)との間で、京都市下京区所在の「ホテルサンルート京都」を日本で初めてのフォションホテルとしてリニューアルオープンすることを合意し、ライセンス契約を締結した。さらに、子会社の二条が2018年5月に取得したホテル開発用地について、既に営業中の京都悠洛ホテルMギャラリーの別邸として2020年秋の開業を目指している「京都悠洛ホテルMギャラリー別邸(仮称)」(京都市中京区)が2019年7月に着工した。なお、2019年7月と9月にHWMがホテル開発用地として取得した神奈川県足柄下郡箱根町に所在する不動産を外部投資家及び匿名組合出資を予定している特別目的会社に2019年11月に売却予定であること、及び当該特別目的会社よりアセット・マネジメント契約を受託する予定である。これらにより、第3四半期以降も引き続き堅調な業績で推移するとしている。

セグメントの業績においては、不動産金融事業の売上高は73.96億円(前年同期は4.50億円)、営業利益は27.32億円(同1.43億円)となり、ホテル運営事業の売上高は18.07億円(同8.25億円)、営業損失4.74億円(同0.13億円の利益)となった。

2020年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比293.8%増(前回予想比33.3%増)の120.00億円、営業利益が同275.8%増の28.00億円、経常利益が同213.8%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.4%減の20.00億円としている。《SF》

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