日経平均は20円安でスタート、ソフトバンクGやSUMCOが軟調

2019年11月7日 09:42

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23283.14;-20.68TOPIX;1693.75;-0.70

[寄り付き概況]

 7日の日経平均は前日比20.68円安の23283.14円と反落で取引を開始した。6日の米国株式相場は下落。米中通商協議を巡っては、米政府高官が「第1段階」の合意の署名が12月にずれ込む可能性があると報じられたことで、米中摩擦解消への期待感がやや後退した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの23300円。円相場は1ドル108円90銭と若干円高に振れて推移している。この流れから日経平均は反落でスタートした。前日までの上昇を受けて、利益確定売りが先行する形となっているほか、決算後の市場反応が注目されていたソフトバンクG<9984>に対する売りも指数を押し下げる展開に。

 業種別では、石油・石炭製品、ゴム製品、鉄鋼、海運業、その他製品、ガラス・土石製品、パルプ・紙、輸送用機器などがマイナスで推移。一方、精密機器、医薬品、水産・農林業、陸運業、その他金融業、空運業などがプラスで推移している。売買代金上位では、ファンド事業における損失計上で7-9月期が大幅赤字になったことが嫌気されたソフトバンクGのほか、東海カーボン<5301>、SUMCO<3436>、SUBARU<7270>、オリエンタルランド<4661>などがマイナスで推移。一方、コロプラ<3668>、武田薬<4502>、JR東<9020>、花王<4452>などがプラスで推移している。《US》

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