金相場の下落トレンド入りも時間の問題か サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2019年11月6日 16:09

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記事提供元:フィスコ


*16:09JST 金相場の下落トレンド入りも時間の問題か サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。足元の米市場では、主要3指数が揃って過去最高値を更新しており、リスクオンの流れとなっています。となると、金は…?とお思いの方も多いはず。そこで今日は気になる金市場についてのレポートをご紹介します。

松永さんの金市場のレポートでは、足元の金価格の値動きについて、『NY金は、9月下旬より1480~1510ドル付近でのボックス圏相場を続けております。しかし、昨夜のNY金は、ボックス圏相場の上限付近から下限付近まで一気に急落しました。しかし、ボックス圏相場の下限を割り込まなかったので、下落トレンド入りは避けられたようです』と分析しています。


『リスクヘッジ志向の債券相場や金相場は、米中貿易戦争の高まりを受けて昨年11月頃から上昇基調を続けました』と伝える一方で、米国や日本、ドイツなどの10年債価格が昨年11月頃から安定して上昇していることを挙げ、『金融市場で最大規模を誇る債券市場が昨年11月から上昇基調を続ければ、債券市場と同じリスクヘッジ銘柄であるNY金も昨年11月頃から上昇基調を続けました』と考察。

続けて、『債券市場が9月頃から高止まりを始めると、NY金も同じタイミングで高止まりを始めました。債券市場と金市場の市場規模の違いは圧倒的なので、金相場はしばらく債券相場の値動きに追随することになりそうです』との見解を伝えています。

そして、米10年債が『ここにきて下落トレンドを鮮明としてきました。こうなると金相場の下落トレンド入りも時間の問題と考えるべきかもしれません』と伝えています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の11月6日日付「金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《HH》

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