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おすすめできない副業 (21) 「仮想通貨取引」

2019年10月19日 15:52

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 副業初心者向けに、これから始めるにはおすすめできない副業を紹介している本コラム。今回は、Twitterやブログなどでもよくおすすめされている、仮想通貨(暗号資産)を紹介したい。

【こちらも】おすすめできない副業 (20) 「データ入力系の業務」

■そもそも仮想通貨とは?

 2017年ごろより少しずつ広まり始め、株式投資やFXに並ぶ金融商品にまで普及してきている仮想通貨。通貨という名前がついているが、円やドルのように国が発行するような法定通貨とは異なり、仮想通貨自体には実体がなく、電子データでのやり取りとなる。

国や国際機関などが発行しているわけではなく、専門のWeb上の取引所を経由して売買を行う。そのため送金手数料などは法定通貨よりも安く、世界中の人とのやり取りも手軽にできるのが良い点だろう。

 仮想通貨を副業として活かしていくならば、株式投資と同じような仕組みで利益を得ることができる。自分の選んだ仮想通貨が今後どのような価格変動を起こすかを予測して、購入・売却を繰り返し、その差額で利益を得るという形になる。

■まだまだ発展途上、株式と比べて意外なデメリットも

 仮想通貨はまだまだ発展途上の金融商品でもあり、セキュリティ上の不安点もまだ残っている。2018年に発生したCoincheckの流出事件では、約580億円相当の仮想通貨がインターネット上で盗まれてしまった。

 また、株式投資よりも値動きが激しいため大きな利益を得られる反面、1日で金額が10分の1にまで下がることもあり、ハイリスクハイリターンな金融商品であるともいえる。素人が簡単に手を出すものではないだろう。

 さらに、税金上の面でも株式投資に比べて劣る部分がある。それは、仮想通貨での利益は雑所得になる点だ。通常株式投資で得た利益に関しては、どれだけ大きな収入を得たとしても税率は一定で済む。しかし、仮想通貨の利益については雑所得扱いとなるため稼げば稼ぐほど税負担が重くなってしまい、その最大の税率は55%にまでなる。

 これらのデメリットがあるにもかかわらず、ブログなどで仮想通貨をおすすめされていることが多い。これは、あらゆる仮想通貨の取引所が新規口座開設のアフィリエイトプログラムをたくさん出しているからだ。比較的単価の高い報酬を得られるものが多いため、アフィリエイターはこぞって記事を作成している。

 このような、価値のないおすすめに乗ることなく、冷静な判断で仮想通貨について眺めておくのが健全であるといえるだろう。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る

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