USEN-NEXT HOLDINGSは戻り試す、20年8月期営業増益予想

2019年10月15日 09:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>(東1)は、音楽配信や店舗ソリューションなどの店舗サービス事業を主力としている。20年8月期増収・営業増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は安値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■音楽配信などの店舗サービス事業が主力

 音楽配信や店舗ソリューションなどの店舗サービス事業を主力として、ブロードバンドインターネット回線販売やオフィスICT環境構築などの通信事業、ホテル・病院・ゴルフ場向け業務管理システムや自動精算機などの業務用システム事業、映像配信サービス「U-NEXT」などのコンテンツ配信事業、店舗向け電力・ガス販売などのエネルギー事業、飲食店向け集客サービスや「ヒトサラ」などのメディア事業も展開している。

 成長戦略として「音楽配信のUSEN」から「店舗総合支援サービスのUSEN」へのブランドチェンジを推進している。

■20年8月期営業増益予想

 19年8月期の連結業績(18年8月期が8カ月決算のため対前期比増減は記載なし)は、売上高が1757億69百万円、営業利益が82億39百万円、経常利益が67億02百万円、純利益が60億69百万円だった。前年同期間(9月~8月)との比較では約15%増収だった。高収益の店舗サービス事業が安定的に推移し、売上高、営業利益とも概ね計画水準だった。純利益は保有不動産処分による税効果も寄与した。

 20年8月期連結業績予想は、売上高が19年8月期比12.1%増の1970億円、営業利益が9.2%増の90億円、経常利益が14.9%増の77億円、純利益が45.6%減の33億円としている。純利益は税効果が一巡して減益だが、各事業が伸長して増収・営業増益予想である。エネルギー事業は黒字化を見込んでいる。収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は安値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。10月11日の終値は898円、時価総額は約539億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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