Googleの研究者による論文の草稿が漏洩、量子超越性の実証に成功か

2019年10月8日 09:28

小

中

大

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 やや旧聞となるが、9月半ばにNASAのサイトにGoogleの研究チームの論文の草稿が誤ってアップロードされたという事件があった。この論文では量子コンピュータ研究において未達成であった「量子超越性」を遂に実証したと書かれていたことから、一部で騒ぎとなっているらしい( WIREDEngadget日本版MIT Tech Review)。

 「量子超越性」とは量子コンピュータが古典的コンピュータでは不可能だった計算を実現できる、という概念を示した用語。アップロードされていた論文では、Googleの量子プロセッサが、最先端のスーパーコンピュータ「Summit」で約1万年かかる計算を、3分20秒で終えたと述べられていたという。論文ではまた、今回の実験は「量子プロセッサでしか実行できない初の計算を記録する」ものだとも述べられていたとのこと。

 事実であれば驚きの話だが、残念ながらこの論文は現在は閲覧でき内容になっており、またGoogleはこの件についての問い合わせに対し回答を行なっていないという。この論文に対しては、実験結果が特定の条件に限定されたものではないかという懐疑的な声も寄せられているようだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | Google | サイエンス

 関連ストーリー:
東芝、組み合わせ最適化問題の近似解を得る新アルゴリズムを開発。並列処理で大幅な高速化が可能 2019年04月23日
量子コンピュータがブロックチェーンを駆逐する? 2018年11月28日
情報学研究所などが開発した「量子コンピュータ」システム、当面は量子コンピュータと呼ばない方針に 2018年03月23日
Intel、49量子ビットの量子コンピュータチップを開発 2018年01月17日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードGoogleNASAスーパーコンピュータ量子コンピュータ

広告