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京都大学の「折田先生像」、設置者に対し当局が処分を検討
国公立大学入試の二次試験日に京都大学構内に自作の「像」を設置した学生に対し、大学当局が処分を検討しているという(Togetterまとめ、ハーバー・ビジネス・オンライン)。
京都大学では、国公立大学入試の二次試験日に学生が「像」を設置する風習がある。この風習は、京都大学の前身の1つである旧制第三高等学校の初代校長である折田彦市氏の銅像への「落書き」が発端となったもの(折田先生を讃える会)。この「落書き」は1990年代初頭から続いていたが、1997年にこの銅像の京大構内での展示が終了されたあとは、学生が自ら像を造って設置するという風習に変化して続いていた。
2019年にもこの風習にのっとり、小渕恵三氏の像やアニメ・「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するキャラクター・オルガの像が設置されたのだが、大学当局側はこれらの設置者に対し、設置当日に撤去を命じたという。その際にトラブルがあったとして、「オルガ像」の設置者に対し処分を検討している旨の文書が9月になって送られたという。
なお、折田氏が校長を務めていた第三高等学校は「自由」を掲げており、そのことから折田氏は京大の「自由の学風」を築いたとされているが、今回の当局による像撤去を受けて、「折田彦市先生は京大に自由の学風を築きましたが、平成の終わりと同時に無くなってしまいました」と皮肉る看板も登場したという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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