サンコーテクノが自穿孔型拡底式あと施工アンカーを開発

2019年10月3日 07:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

サンコーテクノ<3435>(東2)は、アンカーが拡底部の削孔と拡張を行う自穿孔型拡底式(じせんこうがたかくていしき)あと施工アンカーを開発した。

サンコーテクノ<3435>(東2)は、アンカーが拡底部の削孔と拡張を行う自穿孔型拡底式(じせんこうがたかくていしき)あと施工アンカーを開発した。[写真拡大]

■支圧力による固着機能でアンカーボルトの破断強度に達する強い引張力を発揮

 サンコーテクノ<3435>(東2)は、アンカーが拡底部の削孔と拡張を行う自穿孔型拡底式(じせんこうがたかくていしき)あと施工アンカーを開発した。

 同社は、オールアンカーを開発し、あと施工アンカー業界のリーディングカンパニーとして事業拡大を継続してきたが、今回、自穿孔型拡底式あと施工アンカーを開発したことから業界の注目が集まっている。

 近年、インフラ業界では、より安全で強固なアンカーが求められており、従来のあと施工アンカーとは違い、孔底で大きく拡張させ支圧力によって固着する金属系拡底式アンカーの使用が広がりはじめた。

 同社が開発した自穿孔型拡底式あと施工アンカーは、母材にドリルで孔をあけ、アンカーを差し込み、回転・打撃力により、アンカーの先端に埋め込まれたチップが拡底部を切削しながら拡張する。そのため、必要ツールも少なく短時間で簡単に施工できる。また、専用ツールを用いることで母材からアンカーを簡単に抜き取ることも出来るため、インフラ設備の留付けだけでなく、その後の撤去にも適しているといえる。

 1960年、1970年代の高度経済成長時代に作られたインフラが老朽化していることから、現在まで数多くのインフラ整備がなされてきたが、経年劣化は進んでおり、インフラ構造物の維持管理・補修が行われている。

 加えて、最近の気候変動により、従来は安全と見られていた基準が、安全と言えないような状況になっている。例えば、直近では、千葉県を襲った台風15号では、送電線の鉄塔が2塔倒れ、その他、多くの電柱がなぎ倒されたことで長期間の停電が続いていた。この様な例もあることから、同社が開発した自穿孔型拡底式あと施工アンカーはより安全を担保するものとして今後、インフラ工事での採用が促進するものと思われる。

 なお、自穿孔型拡底式あと施工アンカーは、10月8日、9日に開催される「ハイウェイテクノフェア2019」と11月27日から29日に開催される「第

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