アオキスーパー、通期予想を下方修正 減収減益へ 競争激化と冷夏が影響

2019年9月28日 20:19

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■通期業績予想を下方修正

 アオキスーパー(9977)は27日、2020年2月期通期および第2四半期累計の業績予想を下方修正すると発表した。2Q累計の営業収益は、従来予想の526億4,000万円から13億3,100万円減の513億800万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は8億9,400万円から4億5,300万円(同37.3%減)、最終利益は5億6,000万円から3億1,800万円(同30.9%減)とした。

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 また通期予想では、営業収益が従来予想の1,062億5,000万円から1,040億円(前年比2.1%減)、営業利益は16億7,000万円から10億4,000万円(同37.4%減)、最終利益は10億円から6億5,000万円(同34.1%減)にそれぞれ下方修正した。期初の業績予想では増収増益を見込んでいたが、一転、減収減益の予想となった。

■冷夏や天候不順、営業時間短縮等、業績悪化要因が続出

 愛知県内に51店舗を構える、名古屋地盤のスーパーマーケットチェンであるアオキスーパー。「一品一品心して、一にも二にもお客様の満足」をモットーに、堅実かつローコストな店舗運営を行っている。

 下方修正を発表した要因は、食品取扱が増えているドラッグストアや同業店舗との競争激化、働き方改革の一環で営業時間の短縮および臨時休業日の設定により、見込んでいた収益を下回る格好となった。減収に伴い利益面にも影響を及ぼし、減益に転じる予想だ。また、19年の夏が例年に比べ冷夏だったため、ビールや飲料類の販売が低調であったことも業績悪化要因だ。

■拡大路線ではなく、あくまでも「地域密着型」

 19年10月より消費税増税が行われ、小売業界にとってはさらに向かい風が吹いてくるところだが、アオキスーパーは引き続き「地域密着型」経営を行う。店舗ごとに裁量を与え、各店に来客する顧客のニーズを速やかに把握し、商品の仕入れや販売を行う方針だ。あくまでも拡大路線ではなく、堅実に既存店舗の拡大に努めていく。

 しかしながら、人件費高騰や人材不足と厳しい経営が予想されるため、引き続き業績発表には注意すべきであろう。尚、20年2月2Qの決算発表は10月3日の予定。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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