政府、豚コレラ蔓延防止のためワクチン接種を行う方針

2019年9月21日 13:09

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 豚に感染する伝染病である豚コレラの感染が拡大しているが、政府がこれに対応するため養豚場での豚へのワクチン接種を行う方針を決めた。昨今の豚コレラの感染拡大では野生のイノシシが感染源とされており、既存の対応では対策しきれないとの判断のようだ(朝日新聞時事通信日経新聞中日新聞)。

 今までは豚コレラ対策は殺処分のみで、予防のためのワクチン接種は認められていなかった。ワクチンを接種した豚を人間が食べても問題はない。ただ、国際ルール上「非清浄国」となり、輸出の際に制約が出る可能性があるため消極的だったようだ。今回は地域限定でワクチンを接種することで、こうした問題を最小限に抑えることを目指しているという。

 なお、韓国で感染が確認されている「アフリカ豚コレラ」は、今日本で問題となっている「豚コレラ」とは完全に別物である。

 スラドのコメントを読む | 日本 | ビジネス | 医療

 関連ストーリー:
中国でASF(アフリカ豚コレラ)が確認される 2018年08月23日
東山動植物園で高病原性鳥インフルエンザ発生、一部の鳥は殺処分 2016年12月17日
宮崎県で発生している口蹄疫問題の現状 2010年05月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事