スマートがEV完全移行を発表 現行2車種をEVモデルにチェンジ

2019年9月9日 13:02

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スマート・EQ Fortwo(画像: ダイムラーの発表資料より)

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 ダイムラーグループに属し、メルセデス・ベンツの弟分のメーカーとして活躍するスマートは、現行の「フォーツー」「フォーフォー」をともにEVモデルにチェンジし、電気自動車メーカーとして再出発することを発表した。新モデルはそれぞれ「EQ Fortwo」「EQ Forfour」に改名し、スマートは脱ガソリン車メーカーとなる。

【こちらも】ポルシェ初EV「タイカン」市販モデル発表 電気自動車の勢力一変か

  元々高級感とスピードに優れた走行性能を売りにしていたメルセデス・ベンツ。その傘下ブランドであり、愛嬌のあるビジュアルと小回りの利く操作性を強みにしていたのがスマートである。フォーツー、フォーフォーともにガソリン車時代から個性的なクルマとして注目を集めていた。

 今回スマートはメルセデス・ベンツ肝いりのEV技術「EQパワー」を採用し、自ブランドで展開する2車種をそれぞれEQ FortwoとEQ Forfourに変貌させた。

 Fortwo、Forfourともに搭載モーターは定格出力41kWを発揮し、130km/hの最高時速を出す。40分で70%分のバッテリーを充電できるなど、使いやすさも考慮している。航続距離には違いがあり、Fortwoが約160kmと、4人乗りで重量のあるForfourより約8km長い。正式な発売時期や新車価格は未発表。しかしメルセデス・ベンツのEV技術の高品質が、街乗りのイメージが強いスマート車に搭載されることで、新しい購買層が期待される。

 注目すべきはスマートの大胆な方針転換である。これまでテスラのように設立当初から電気自動車の開発や販売に特化したメーカーはあった。最近「タイカン」を発表したポルシェのように、ガソリン車やハイブリッド車と並行し、フルEV車でメーカーの髄を盛り込むメーカーもある。しかしスマートのようにブランド全体が電気自動車メーカーに生まれ変わった例は初めてである。

 今回の変革は、より身近なブランドとして世間に知ってもらうためのスマートの戦略なのか。EVとともに生まれ変わったブランドに対する世間の反応が注目される。

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