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ポルシェ初EV「タイカン」市販モデル発表 電気自動車の勢力一変か
ポルシェ・タイカン(画像: ポルシェの発表資料より)[写真拡大]
ポルシェは4日、同社初のEVモデル「タイカン」を発表し、自動車業界の注目を集めている。セダンの形を取りながら、電気自動車の常識を覆す性能を備えており、ポルシェの新境地を開く役割が期待されている。
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タイカンは4日にポルシェが行った三大陸同時開催のイベントで市販モデルが発表された。4ドアの4人乗りというセダンとしてスタンダードな形を取りながら、そのデザインや性能は従来のセダンと一線を画している。
ポルシェ・911カレラを彷彿とさせるファストバックスタイルが、ポルシェらしい力強さをイメージさせる。これにより空気抵抗を減らし、エネルギーの長持ちに貢献する。
グレードは2種類。ターボは680PSの最高出力で、0-100km/hの加速は3.2秒、上級グレードのターボSなら761PSの馬力で2.8秒だ。スペック表や走りっぷりでEVの大人しいイメージを吹き飛ばすのがタイカンの狙いか。
システム電圧は従来のEVに使われていた400Vの2倍、800Vを使用。これは世界の市販車として初採用となる。最長航続距離は450kmであり、5分間で100km分を充電可能。最大蓄電容量は93kWhで、自宅でも充電できる。
内装は環境に優しいEVのイメージに寄り添ったリサイクル素材であり、レザーフリーで構成されている。足元にはバッテリーのくぼみを活かしたフットガレージを設定。フロントとリア両方に荷室を設けるなど、実用性にも恵まれている。
これまでスポーツモデルの市販EVには、BMW・i8やテスラ・モデルSがあったが、タイカンの登場は、EVスポーツという新しい市場カテゴリーを認知させるだけでなく、EV市場自体の勢力を変える可能性がある。
5日にはアメリカで市販モデルが約650kmを走るリアルワールドテストをこなすなど、タイカンはこれまで複数回のテストレポートで存在感を発揮している。2020年には「クロスツーリスモ」という同シリーズの派生車が登場予定など、今後のタイカンの動向が注目される。
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