AIが退職リスクを予測 MatrixFlowが「HR Flow」の提供を開始

2019年8月29日 15:48

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(画像:MatrixFlow発表資料より)

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 MatrixFlowは28日、ノンプログラミングで実装可能なAI構築プラットフォーム「MatrixFlow」において、人事領域を支援するサービス「HR Flow」の提供を開始した。

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 HR Flowは、従業員の退職リスクなど、人事領域の各指標をAIが予測し出力する。今までは人事部の担当者がこれらの指標を分析していたが、これらの業務が自動化されることで人事領域の働き方改革を支援する。また、退職リスクが指標として見える化することで、退職抑止のための施策の早期実施が期待される。

 人手不足の中、企業は優秀な人材を獲得するために、あるいは獲得した人材を育てるために採用や教育に多大なコストをかけている。

 マイナビが行った「2018年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」によると、入社予定者1人当たりの採用にかかるコストは平均で53.4万円となっている。また、産労総合研究所が行った「2018年度 教育研修費用の実態調査」によると、1社当たりの教育研修費用は予算額で2017年には7,703万円、2018年には8,017万円と多くの投資を教育に行っていることが分かる。

 しかし従業員の退職により、採用や教育にかけた多大なコストが、回収不可能なほどの大きな損失に変わってしまう。

 MatrixFlowは、退職に伴う企業の損失を未然に防ぐために、退職者の傾向をAIが分析し、退職リスクを算出する「HR Flow」をリリース。アルゴリズムを制御するためのパラメータの調整などは自動化されているため、AIに関する知識や経験は不要で対応できる。

 既に社内にある人事データをHR Flowに登録するだけで、AIシステムを構築。算出された退職リスクをもとに、個別フォローや施策の実施など、退職の抑止につなげ、退職率の改善につなげることができる。

 MatrixFlowが行った事前検証によると、87.5%の精度で退職者を予測したという。同社は今後、タレントマネジメントや採用に関するテンプレートを充実させ、人事領域において、更に幅広い業務に適用できるようにしたいとの考えだ。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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