ダイドーGHD、19年2~7月期は33%減益 7月の記録的低温が影響

2019年8月28日 21:59

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■売上高は1.8%減、営業利益は38%減

 ダイドーグループホールディングス(2590)は27日、20年1月期第2四半期(19年2月~7月)の累計連結決算を発表。売上高は前年同期比1.8%減の854億3,800万円、営業利益は同38%減の20億3,300万円、経常利益は同45%減の17億8,500万円、純利益は同33.7%減の12億2,600万円だった。

 売上高営業利益率は前年同期の3.8%から1.4ポイント減の2.4%と悪化した。なお通期予想は従来予想を据え置いた。

■国内飲料事業は7月の冷夏が影響

 ダイドーGHDは大阪に本社を構える持株会社。傘下には飲料自社ブランド「ダイドードリンコ」や栄養ドリンク剤製造を行う「大同薬品工業」、フルーツゼリーの「たらみ」を有する。

 減益要因としては、国内飲料事業において、7月の記録的な低温による粗利減少に加え、広告販促費や人材およびIT投資によるコスト増により、前年同期に比べ17億4,200万円(51.0%)減益となったことが影響した。一方、海外飲料事業の黒字化や食品事業の売上成長による収益改善も一部見られた。

■中期経営計画で成長投資およびM&Aに最大450億円を想定

 27日に公表した決算説明会資料によると、自動販売機での販売による安定したキャッシュフローをコアに、海外での事業展開の拡大とヘルスケア領域による第2の収益柱構築に努めていく方針だ。

 20年1月期は「中期経営計画2021」の1年目であり、基盤強化・投資ステージとしている。具体的には余剰資金から360億円、3カ年の営業キャッシュフローから400億円以上を投資原資としてねん出し、新たな事業へのM&Aや既存事業への新規投資に最大450億円を充てることを想定している。

■厳しい中計の船出だが期待も

 20年1月期が新中計1年目となるダイドーGHDは、国内の記録的な冷夏で出鼻を挫かれた格好だが、将来へ期待できる材料はある。海外飲料事業の収益性が改善しており、中でも力を入れているトルコ飲料事業が黒字を確保してことは前向きな材料だ。

 また、食品事業であるたらみのマーケットシェアが拡大している点は評価できるであろう。期初より今期の業績予想を減収減益としているダイドーGHDは、今期より3カ年は投資優先としている。持続的な成長に向けた有効な戦略を打っていけるのか注目だ。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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