新宿ワシントンホテル本館、デリバリーロボットでルームサービス提供へ

2019年8月18日 21:22

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「S-mile(スマイル)」によるデリバリーのイメージ。(画像: 藤田観光の発表資料より)

「S-mile(スマイル)」によるデリバリーのイメージ。(画像: 藤田観光の発表資料より)[写真拡大]

  • ビールのデリバリーのイメージ。

 藤田観光は15日、新宿ワシントンホテル本館において、デリバリーロボット「S-mile(スマイル)」を用いたルームサービスを、23日より開始すると発表した。

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 S-mileは、米Savioke社が開発した自律走行のデリバリーロボット「Relay」を使用している。Relayは、自動でエレベーターに乗降し、障害物を回避しながら目的の場所まで品物を運ぶ。現在では多くのホテルで飲み物や軽食を各部屋へ配送するために用いられており、人手不足対策やサービスの差別化を目的に、今後も需要が拡大することが予想される。

 新宿ワシントンホテル本館は、4月にRelayを導入し、「お客様の元に参る」「お客様に笑顔(スマイル)をお届けする」という意味を込め、愛称として「S-mile」と名付けた。これまで、S-mileを用いてロビーからエレベーターに自動で乗降し、客室にアメニティ類を届けていた。

 23日からは、利用者からの要望が多かったという、アルコールやスナックなどの軽食、土産のルームサービスを開始する。ビールは、1863年創業の東京の酒造メーカー、石川酒造が製造するクラフトビール「TOKYO BLUES」を提供。他にも東京産にこだわった商品をラインナップに揃えた。

 土産としては、滞在中にも利用できるデザインバッグや入浴剤等も用意。S-mileを用いた日本最先端の「おもてなし」として、外国人観光客をはじめとした利用者にサービスを提供する。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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