農林水産物輸出、19年上半期は2.9%増 1兆円達成は厳しく 輸入は0.4%減

2019年8月12日 11:42

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 農林水産省の発表によると、2019年上半期における農林水産物の輸出は、農・林産物を中心に増加し7年連続で過去最高となった一方、輸入は農・林産物が減少したことで全体的に微減となったことが分かった。

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■19年上半期の農林水産物輸出額は4,486億円

 9日、農林水産省が2019年上半期(1~6月)における農林水産物・食品の輸出入実績を発表した。19年上半期の農林水産物の輸出総額は、前年同期比2.9%増(金額ベース、以下同じ)の4,486億4,813万8,000円だった。

 7年連続で過去最高を更新したものの伸び率は前年同期の15.2%増から鈍化しており、政府が目標に掲げる2019年の輸出総額1兆円達成は厳しくなってきた。国や地域別では香港が最も多く1,011億706万5,000円。ついで中国が721億3,464万1,000円、アメリカが626億1,136万6,000円となっている。

■農・林産物が増、水産物が減

 このうち、農産物が前年同期比9.0%増の2,863億7,448万4,000円。上位3カ国・地域は香港、アメリカ、中国で、畜産品が同7.1%増、農産品が同9.3%増と伸びている。林産物は同4.3%増の193億1,063万4,000円。上位3カ国・地域は中国、韓国、フィリピンで、素材(丸太)が同12.7%増だったが、製材・加工材が同2.6%減、木炭などのその他の林産物が同10.0%減だった。

 一方で水産物は同7.5%減の1,429億6,302万円となっている。上位3カ国・地域は香港、中国、アメリカで、観賞用や食用などの魚(生きているもの)は同13.5%増、缶詰や瓶詰などの水産物調整品が同5.7%増ながらも、生鮮・冷蔵・乾燥などの水産物が同13.0%減、魚油・海獣油が同38.5%減、さんごなどのその他の水産物が同14.4%減だった。

■輸入額は4兆7,488億円

 輸入総額は前年同期比0.4%減の4兆7,488億487万4,000円。国や地域別ではアメリカが最も多く8,895億573万2,000円。ついで、中国が5,997億8,781万6,000円、カナダが2,794億2,008万7,000円となっている。

■農・林産物が減、水産物が増

 このうち、農産物が前年同期比0.8%減の3兆2,797億9,026万1,000円。上位3カ国・地域はアメリカ、中国、オーストラリアで、畜産品が同2.3%増だったが、蚕糸が同31.2%減、農産品が同2.0%減となった。林産物も同2.5%減の6,128億。上位3カ国・地域は中国、カナダ、フィリピンで、木材チップを圧縮成型したパーティクルボードなどその他の木材製品が同1.4%増、木炭などのその他の林産物が同6.2%増ながらも、素材(丸太)が同14.7%減、製材・加工材が同7.3%減、単板・積層木材が同8.9%減となっている。

 一方で水産物は同3.0%増の8,561億7,728万1,000円と増加した。上位3カ国・地域は中国、チリ、アメリカで、生鮮・冷蔵・冷凍の水産物が同1.5%増、缶詰・瓶詰などの水産調整品が同7.6%増、魚油・海獣油が同18.2%増、魚粉などのその他の水産物が同17.9%増となり、うなぎの稚魚など生きている魚が同0.4%減となったものの全体で増加している。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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