TVアニメ『グランベルム』第2話「私がここにいるために」【感想コラム】

2019年7月26日 19:58

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TVアニメ『 グランベルム 』第2話「私がここにいるために」【感想コラム】

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このページの目次
1 TVアニメ『 グランベルム 』第2話「私がここにいるために」2 満月はなぜグランベルムに参加できたのか3 満月がグランベルムに参加する意味4 ちょっとメンヘラ気質?5 グランベルム の各話を振り返りチェック!

■TVアニメ『 グランベルム 』第2話「私がここにいるために」


 一夜明け、満月は新月のアパートで目を覚ます。自宅に帰った満月は新月から魔術師の事や、“グランベルム”の事について話を聞く。新月は戦う意思が無いという満月の記憶を消そうとするが、うまく術が成功しない。半ば諦め気味の新月に、満月は改めて“グランベルム”について尋ねたのだった…。

■満月はなぜグランベルムに参加できたのか


 昨夜の出来事がまるで嘘であったかのように満月は現実にもど………ってきたわけではなく、なぜか裸で見知らぬベットにいる満月、そして向こうの世界で出会った新月がそこにはいた。

 どうやらそこは新月の家であり、気づいたら満月は新月の家に連れてこられたようだ。

 しかし…満月家では帰ってこなかった姉を心配して、警察沙汰になる事態に…。

TVアニメ『 グランベルム 』第2話「私がここにいるために」【感想コラム】

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

 事情を説明するために、新月を連れて帰宅した満月だったが、怒りと心配が収まらない母と妹。そこをちょっとした力を使って二人の感情を抑え込む新月。気持ちを静めるように磁場を操ったのだという。

 「魔術師の子孫は、磁場を操る程度の力はもってますから」

 あまりにも魔術師について知らない満月を怪しむ新月は、満月の記憶を探り始める。

 「本来、あの空間に入れるのは限られた人間だけ…途中から参加するなんてありえません」

 戦う意思もなく、魔術師との関わりもない満月。新月は今回の戦いを目撃してしまった満月には敵意はないと判断し、記憶を消すことに。

 「グランベルムの儀式は魔術師の家系に生まれた者だけが知る儀式。関わるべきものではありません」

 しかし。

 「術が効かない」

 新月の記憶操作術がなぜか満月には効かないのだった…。

■満月がグランベルムに参加する意味


 魔術師の子孫である新月たちにとって、魔術師であることはアイデンティティー。

 「魔力が世界から消えた今、世界で唯一といわれているプリンセプスの魔術師になることでしか…魔術師になる道は残されていない」

 それ故に数十年に一度月の力が満ちた時には、魔術師たちの威信をかけた争いが開始されるのだという。

 戦う意思のない満月はもう今回の戦いは放棄するべきだと提案する新月。それでも満月は、新月に魔石を渡せず自分でもどうしたらいいかわからない様子。

TVアニメ『 グランベルム 』第2話「私がここにいるために」【感想コラム】

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

 一方の、前回の戦いに敗れ魔力を奪われたロサ。その魔石は黒く濁りひび割れ、マリアからも見捨てられてしまうのだった。

 満月の記憶を消せず、今回のグランベルムを口外しないようにと…なんと満月の通う学校に転校してきた新月。ランドセルで学校に来ちゃうドジっ子属性を発揮!

 他人のために弁当をあげ、実験ではめんどうなものを率先して請け負い、日直でもないのに放課後遅くまで残る。そんな自己犠牲の精神がある満月に新月は疑問を持ちます。

 「誰かに気付いて欲しいんだよね。私がいるってこと…」

 「私にはなにもないから」

 自分にこれといった地震がなに一つ持てない満月が唯一、認められたと感じたグランベルムの戦い。

 「だからもし…あのへんてこなロボットを動かす力や…世界で唯一のプリンセプスって魔術師になれるのかもしれないのだとしたら…」

 「ちょっと、目指してみようかなって」

 目を輝かせる満月に、新月はちょっとした魔法を見せます。それは魔法によってつぼみだった花を見事咲き誇らせてみせる魔法。

 「術によってこの花は美しい花を咲かせた。しかし同時に、本来咲くべき時に花を付けることは出来なくなってしまった…運命を狂わされたのです」

 魔法は簡単に、本来あってはならないことを可能にし、本来存在しないことすらあったことにしてしまうまさに魔の力であると。

 それでもそんな力に憧れをもつ満月。周りは優しいし、別に嫌われているわけでもない、でも周りの人間から自分が必要とされていないんじゃないかと思っている。

 「なんか自分が透明人間みたいで…だから」

 そんな心が綺麗な満月だからこそ、こんな相手を何としてでも陥れようという汚れた戦いに参加すべきではないという新月。

 「無意味でもいい。私にしか出来ないことを…他の人には出来ないことを自分がやっている、それって私にとってはすごいこと…何にも代え難いこと」

 そんな満月の思いにこたえるかのように庭園には花が咲き誇る。

 そこにマリアが現れ、こう告げるのだった「新月…エルネスタは…悪魔ですわ」

■ちょっとメンヘラ気質?


TVアニメ『 グランベルム 』第2話「私がここにいるために」【感想コラム】

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

 今回はロボットなしで世界観の説明回という感じでしたね。

 グランベルムとはなんなのか…魔術師たちの戦う理由。そういった、魔術師たちの戦いの根源に迫る話でした。

 そして、今回は少し主人公である満月の闇の深い部分が垣間見えました。

 いつもお弁当を用意したり、誰かのために自己犠牲を払う精神が、ただのお人よし…という枠を超えた必死さ。自分は透明人間で周りに必要とされていない恐怖。なんだかメンヘラ気質な感じがしますね…。

 そしてまだみぬ新キャラたちも気になるところです。3話以降はバトルあるかなー?

グランベルム の各話を振り返りチェック!

TVアニメ『グランベルム -プリンセプスのふたり- 』第1話「世界で唯一の魔術師」

TVアニメ『グランベルム』第2話「私がここにいるために」

 グランベルム アニメ情報

(あにぶ編集部/Uemt)

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