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サンマ漁獲規制の数量制限で各国が合意、漁獲枠は昨年の漁獲量上回る
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 ここ数年、日本ではさんまの不漁が続いている。日本政府は中国や台湾によるサンマ漁が不漁の原因の1つだと主張しており、そのため日本や中国、台湾などが北太平洋漁業委員会においてサンマの漁獲量制限を行うことで合意したという(日経新聞、産経新聞)。
今回定められた漁獲枠は年55万6250トンだが、2018年のサンマの漁獲量は各国合計で約44万トンということなので、資源保護や乱獲防止と言いつつも、実際には何ら意味がない制限と思われる。規制は日本が求めたもので、おそらく日本式の「規制さえ作ってしまえば、後で数値はいくらでも変えられる」という発想なのだろうが、他の国々にそんな考えが通用するかは疑問である。
日本のサンマ漁獲量は、変動はあるもののここ20年でさほど変わっていない一方、10年ほど前から台湾の漁獲量は大きく増え、またここ数年は中国の漁獲量も増えているようだ(2018年の毎日新聞記事、東洋経済)。
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