中国、遺伝子操作した3人目の子供が誕生か

2019年7月6日 10:18

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 2018年11月、中国・南方科技大学准教授の賀建奎(He Jiankui)教授がゲノム編集技術CRISPRを使用して遺伝子改変を行った双子を誕生させたと発表、世界に衝撃を与えた(過去記事)。また、後に別の女性1人も同様の遺伝子改変を行った子供を妊娠中していることも判明した(過去記事)。MIT Technology Reviewによると、これによって遺伝子操作された3人目の子供はすでに生まれているかもしれないという。

 賀教授が発表を行った2018年11月時点でこの3人目の子供は妊娠初期の段階だったとのことで、一般的な新生児は妊娠から38~42週で生まれることから、6月下旬から7月上旬頃に生まれる可能性が高いという。

 しかし、最初の双子が発表されたのち、中国政府は表向きは遺伝子操作実験を非難し規制を拡大すると発表しており、3人目の遺伝子操作ベビー誕生という情報についても現在でも沈黙を守っている。中国政府は情報を厳重に管理しており、3人目の情報については公開しない可能性も高いと見られている(FUTURISMDailyMail OnlineSlashdot)。

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