国内初発見のカタツムリダニ、見つけたのは地元高校教諭 東邦大などの研究

2019年6月26日 19:07

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ニュウムラカタツムリダニ。スケール:0.1mm。(画像:東邦大学発表資料より)

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 千葉県立若松高校の入村信博教諭が、国内では初となる寄生虫を発見した。カタツムリダニというカタツムリに寄生するダニの1種で、入村教諭の名にちなみ「ニュウムラカタツムリダニ」の和名が与えられた。

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 研究は東邦大学理学部生命圏環境科学科の脇司講師、法政大学国際文化学部の島野智之教授、信州大学理学部の浅見崇比呂教授らの共同研究グループによる。

 カタツムリダニの仲間は、このニュウムラカタツムリダニのほか、国内で2種が確認されており、これで3種目となる。

 今回確認されたニュウムラカタツムリダニは、2014年に千葉県において入村教諭によって採取されたカタツムリに寄生していたもの。標本にされていたのだが、それを研究グループに送って調査を依頼したところ、1990年にアメリカのアラバマ州で発見されて以来、世界的にも発見例のない珍種であることが明らかになったものである。

 ちなみに入村教諭は以前からカタツムリのアマチュア研究者を続けており、2015年に千葉県内に生息する「コハクオナジマイマイ」の生態を論文発表するなどしている。

 カタツムリの寄生虫の研究はあまり進んでいない。ちなみに日本に生息する残り2種のカタツムリダニは片方が東京で発見された「ワスレナカタツムリダニ」と言い、もう片方は沖縄で発見された「ダイダイカタツムリダニ」と言う。

 ニュウムラカタツムリダニが日本とアメリカという遠く隔てた地で発見されたように、ダイダイカタツムリダニもこのほかフランスでしか発見例がない。なぜこのように距離を隔てて同種が発見されるのか、前述のように研究が進んでいないため謎なのだが、入村教諭は「今後も調査を継続したい」と意気込みを語っている。

 なお、研究の詳細はSpecies Diversity誌に掲載されている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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