東武、浅草・スカイツリー間に商業と宿泊の高架下複合施設 2020年春開業へ

2019年6月26日 07:09

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北十間川から望む商業施設(イメージ) 。(画像:東武鉄道発表資料より)

北十間川から望む商業施設(イメージ) 。(画像:東武鉄道発表資料より)[写真拡大]

  • 浅草・東京スカイツリーエリア。(画像:東武鉄道発表資料より)

 浅草と東京スカイツリータウンの間に、高架下複合施設が開業する。東武鉄道の発表によると、2020年春の開業を予定しているという。

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 東京スカイツリータウンから浅草駅までの間は、鉄道路線では1駅であり、東武スカイツリーラインの高架線路になっている。スカイツリー側から見ると隅田公園の南西端で隅田川に突き当たり、その川向こうに浅草駅がある。

 今回の計画は、その隅田川の東武伊勢崎線の橋に隣接する歩道橋を新設(延長約160メートル、通路幅2.5メートル)し、東京スカイツリータウンから浅草を結ぶ新たな東西軸を整備、そこに観光回遊路を創出しようというものである。

 コンセプトは「Live to Trip」(リブトゥトリップ)。大きくいえば、商業施設と宿泊施設が一体化された複合施設になる。

 開業は2020年夏の予定で時系列的には後になるが、まず東部スカイツリーライン浅草駅前に建設中の複合ビルに、浅草東武ホテル(仮称)がオープンする予定である。客室数253室、延べ床面積は約1万80平方メートル。立地は雷門まで徒歩1分、浅草寺本堂まで徒歩5分である。

 高架下複合施設の宿泊施設はホステルとなり、ワイズアウルが運営を担当する。仮称は「ワイズアウルホステルズ」。宿泊施設・カフェラウンジ・イベントスペースの機能を持ち、27室102ベッド、延べ床面積は988平方メートル。

 店舗ゾーンは飲食、物販、サービスなどの業種に開放される。現在の予定では、区画数12区画となっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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