副業をすべきでない人はどの様な人?副業に不向きな3つのタイプ

2019年6月14日 08:00

印刷

 昔は特別なスキルや知識を持っている人や、本業だけでは生活が苦しい人が行う印象の強かった副業ビジネス。今では大手企業での副業解禁も相まって、一般的なものとなってきた。しかし副業を行うライフスタイルが、全ての人に合うとは限らない。そこで今回は、副業をすべきでない人の特徴を紹介していきたい。

【こちらも】「フリーランス」や「副業」の向き・不向き

●いつまでも「自分に合う副業」を探していて、始めない人

 副業の良さは、本業という生活の軸がある分、手軽に始められて手軽に辞められるところにある。それにもかかわらず、自分に合うものはどれなのか、この副業ではうまくいかないのではないかと懸念して、なかなか始めない人も多い。

 またこうした類のタイプは、いつまでも副業を始めようとしない。考えあぐねている間に失ったチャンスに気づかないまま、数カ月、数年と無駄に過ごしてしまうのだ。

●自分で決定することが苦手な人

 副業では本業と違い、何を副業にするのか、誰を商売相手にするのか、どのような形で収益をあげるのかを自ら考えて決めていく必要がある。また営業活動や、収入と支出の管理など事務的要素も、ある程度は自分で行い方針を考えていかなくてはならない。

 会社勤めのときと違い、自分で決定をしなければならないことが格段に増えてくる。そのため、他人に委ねがちな思考の人は副業に向いていない。

●本業で管理職になりたくない人

 これは前述した「自分で決定することが苦手な人」に通ずる内容となる。管理職は責任範囲が広がり、部下から判断を仰がれることも多い立場だ。しかしその分、自らの裁量権が広がり、自分らしい仕事の進め方や、部下の教育を実践できる機会がある。

現在、サラリーマンで管理職になりたくないという人が増えてきている。その理由は、業務量の増加や責任を負いたくない、等の考えが多い。しかしそのような考え方では、副業を始めることはできない。副業こそ、自ら行う業務量を増やし、自らの責任で動かなければならない仕事だからだ。

 副業は、本業の代わりになるものではない。本業に向かうマインドがそのまま副業にも反映される。副業を検討している人は、一度本業への向き合い方を見直すところから始めるのも良いかもしれない。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事