東京為替:ドル・円は弱含み、豪失業率の悪化をきっかけに円買い

2019年6月13日 12:46

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記事提供元:フィスコ


*12:46JST 東京為替:ドル・円は弱含み、豪失業率の悪化をきっかけに円買い
13日午前の東京市場でドル・円は弱含み。豪失業率の悪化が示されると豪ドル・円が値を下げ、クロス円の下落でドルは108円10銭台に軟化した。

ドル・円は、108円半ばで寄り付いた後ほぼ横ばいで推移していたが、10時半に発表された豪雇用統計で失業率が予想よりも悪化し、豪ドル・円が売り込まれた。それに反応したクロス円の下落でドルは一時108円10銭台に値を下げた。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなり、目先の日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。一方、米10
年債利回りの一段の低下でドル売りに振れやすいが、ドルは108円前半は押し目買いも観測され大幅安は想定しにくい。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円17銭から108円54銭、ユーロ・円は122円18銭から122円56銭、ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1298ドルで推移した。

【要人発言】

・劉鶴中国副首相

「国内の経済情勢は依然として安定し健全」

「成長率や雇用など主要なマクロ経済の指標は合理的な範囲」

「質の高いGDP成長のために金融支援を拡充」

【経済指標】

・日・4-6月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断:-10.4(1-3月期:-7.3)

・豪・5月失業率:5.2%(予想:5.1%、4月:5.2%)

・豪・5月雇用者数増減:+4.23万人(予想:+1.6万人、4月:+2.84万人)《MK》

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