天才少年は語る:「AIは存在しない」「地動説は人間のクリエイティビティ」

2019年6月11日 11:33

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 インド生まれの『タンメイ・バクシ』君、5歳からプログラミングに取り憑かれたという。タンメイ君が機械学習に興味を持ったのは、IBM Watson(IBMの自然言語を理解、意思決定支援システム)がきっかけだった。アメリカのクイズ番組で、Watsonが人間に勝利したのを知ったときだ。少年らしい発想ではある。

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 タンメイ君は、「人間の『Innovation(革新)』は、何よりも、人間の好奇心から始まる」と説いている。そして、「機械学習で『天動説』を否定できても、『地動説』を考え付くことは出来ない」と考えている。

確かに、機械学習は「教師データ」の分類整理や重みづけなどを大量に繰り返して、「パターン」を見つけ出す。人間のクセを見抜いて「模倣している」ことになる。過去のデータからパターンを見つけ出しても、新規の理論(Innovation)を導き出すことは出来ない。それが出来るのは、「人間のクリエイティビティ」だけだとタンメイ君は言っているのだ。

 そのため「教師データ」の偏りは、そのままAIの判断の偏りとなる。そもそも人間の「経験による」判断は、過去のパターンに沿っているものだ。だから経験に頼っていると、革新は生まれない。しかしコンピュータは、人間よりはるかに多くのデータを処理することが出来る。そのため、人間の経験とは違った判断を下せることがある。人間は処理データ量ではコンピュータに適わない。そこで自らパターン化して記憶しているのだ。

 だから人間の判断はデータ不足で、視野が狭い場合がある。また、パターン化が誤っていることもある。しかしコンピュータは、大量の処理能力を駆使して、人間の判断とは違う結果を出す場合があるのだ。そのためAIプログラムは、「クリエイティビティ」を持っているがごとき誤解をしてしまう。

天才少年タンメイ君には、直感的なクリエイティビティがあるのであろう。コンピュータが持つ現代の能力を超えたところで、追いつけない機械学習のコンピュータが見えているのであろう。同じくプログラムの経験者としては分かる部分もあるのだが、その能力の高さを見せつけられて、うらやましい限りだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワードインド人工知能(AI)IBM

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