日経平均は210円高でスタート、ソフトバンクGや日立ハイテクなどが堅調

2019年6月10日 09:25

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21095.40;+210.69TOPIX;1545.83;+13.44

[寄り付き概況]

 10日の日経平均は前週末比210.69円高の21095.40円と続伸でスタート。7日の米国株式相場でダウ平均は263.28ドル高の25983.94、ナスダックは126.55ポイント高の7742.10で取引を終了。5月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく下振れ、平均時給の伸びも鈍化する結果に。これを受け金融当局による利下げ期待が強まり、終日強い値動きとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の21035円。米株高の流れに加え、トランプ米大統領はメキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明しており、東京市場でも一先ず安心感が先行する展開に。なお、寄り前に発表された1-3月期国内総生産2次速報値は、前期比年率+2.2%で市場予想と一致、4月経常収支は、+1兆7074億円で黒字額は市場予想をやや上回っている。

 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、楽天<4755>、日立ハイテク<8036>、日立<6501>、東レ<3402>などが堅調。業種別では、石油石炭、繊維製品、輸送用機器、電気機器などが上昇率上位にランクイン。《US》

関連記事