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オプティマスグループは20年3月期減益予想だが底値圏
オプティマスグループ<9268>(東2)は、ニュージーランド向け中古自動車輸出を主力としている。19年3月期は増益だったが、20年3月期は減益予想としている。これを嫌気する形で株価は18年12月安値に接近しているが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡を期待したい。
■ニュージーランド向け中古自動車輸出が主力
中古自動車を日本から海外(ニュージーランド向け主力に30カ国以上)に輸出している。貿易、物流、ニュージーランドにおける輸入手続サービス、検査まで総合的に展開している。19年4月にはニュージーランドでレンタカー事業を展開しているUSAVE社の関連事業および資産を買収した。
■20年3月期減益予想
19年3月期連結業績は、売上高が18年3月期比1.9%減の256億44百万円、営業利益が8.7%増の13億16百万円、経常利益が9.1%増の14億51百万円、純利益が73.0%増の15億73百万円だった。販売台数減少などで微減収だったが、18年9月開始した熱処理検査件数の増加などが寄与して増益だった。純利益は本社ビル譲渡に伴う特別利益計上も寄与した。
20年3月期連結業績予想は売上高が19年3月期比0.1%減の256億07百万円、営業利益が19.8%減の10億56百万円、経常利益が23.2%減の11億15百万円、純利益が46.5%減の8億41百万円としている。ニュージーランドにおける輸入中古車に対するESC導入規制の影響などで売上高が横ばいにとどまり、システム費用や人件費の増加などで減益予想としている。純利益は特別利益一巡も影響する。
■株価は底値圏
株価は20年3月期減益予想を嫌気する形で18年12月安値900円に接近しているが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡を期待したい。6月6日の終値は942円、今期予想連結PERは約6倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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