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ロンドンが進めようとする砂糖の消費を削減する政策とは

2019年6月7日 11:49

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●タバコに次ぐロンドンの戦略「対・砂糖」

 肥満はもはや、世界中で社会問題となっている。国民の肥満が深刻化しているイギリスは、それにつながる過剰な砂糖の消費を抑える政策をつぎつぎに実施している。

 ロンドンは過去に、タバコが健康に及ぼす悪影響を大々的に知らしめるキャンペーンを行ってきた。専門家は、糖分の過剰摂取もタバコ同様に健康に甚大な被害を及ぼすことを、市民に警告すべきだとしている。

●お菓子のパッケージからイメージを消去する

 イギリス政府による肥満に対する政策はここ数年、矢継ぎ早に打ち出されている。2018年には、炭酸飲料やエナジードリンクに含まれる砂糖に課税されるようになった。またファーストフードの広告も、ロンドンの地下鉄などから撤去する政策が打ち出されている。

 今回、ロンドンの公共政策研究所(Institute for Public Policy Research)によって提案されたのは、過剰な糖分を含む菓子類のパッケージからイメージを削除することである。これによって、消費者の購買意欲を削ぐという目的がある。

●消費を抑止するためのさまざまな政策

 公共政策研究所では、炭酸飲料や菓子以外にも健康に悪影響を与える可能性がある食品については、同様の措置をとるべきだと主張している。

 イギリス政府は、パッケージからイメージを削除するという研究所の提案に対してはまだ採決を下していない。しかしこれまでの政策と同様、採決されるのは時間の問題だというのが大方の意見である。

 商品のパッケージから画像や宣伝文句を削除した先例に、オーストラリアのタバコがあげられる。この政策導入後のアンケートによると、25%の人がそれを機会に禁煙したと答えている。

 イギリスではほかにも、スーパーのマジックゾーンと呼ばれる商品が売れやすい場所からのお菓子の撤去や、数個の菓子が束になっているお買い得パックの販売を禁じるなど、あの手この手で肥満防止に努めている状態である。

 また午後9時以降に糖分を含む食品のCMを禁止するなどの具体的な案も、2018年、ジェレミー・ハント保健大臣(当時)によって提案されている。

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