ドミノピザ、ネットの事前注文でも熱々のピザ 「ジャストタイムクッキング」導入

2019年5月24日 16:32

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ジャストタイムクッキングのイメージ。(画像:ドミノ・ピザ ジャパン発表資料より)

ジャストタイムクッキングのイメージ。(画像:ドミノ・ピザ ジャパン発表資料より)[写真拡大]

  • ピザのサーモグラフィ画像。(画像:ドミノ・ピザ ジャパン発表資料より)

 ドミノ・ピザが新たに開発した「ジャストタイムクッキング」。どういうものであるか最初に簡単に解説すると、GPSを利用したケータイアプリであり、これを通じてドミノ・ピザの店舗にテイクアウトの注文をしておくと、店は注文者が近づいたことを自動的に察知してピザを焼き始め、最高のタイミングでピザを焼き上げて待っていてくれる、というものである。

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 ピザは熱々で食べるのが一番である。それが「世界一美味しい状態」だからだ。デリバリーピザはどうしてもそのシステム上、焼き上がりから提供までにタイムラグが生じることそのものは、避けようがないわけであるが、それはそれとして「なるべく」熱々で提供するための技法は各社がしのぎを削って開発している。

 ドミノ・ピザでは、注文から20分でピザを届けるという「ミッション20ミニッツ」の導入、住所が分からない場所でもぴったりのポイントに届けられる「GPSピンポイントデリバリー」の導入、オリジナル保温パックの開発などを行っている。

 そんな中新たに開発されたのが「ジャストタイムクッキング」という新テクノロジーサービスである。

 まずネット注文に際して、「今すぐ」受け取りを選択し、かつ「ジャストタイムクッキング」を利用する、にチェックを入れる。そのスマートフォンを起動状態で携帯したまま(アプリを終了したり、スワイプ削除してはいけない)、店舗に向かう。ある一定距離まで近づくと、「クックゾーン」に入り調理が開始される。そして店舗に到着するときには、焼き立て出来立て熱々のピザが待っているという寸法である。

 2枚目のサーモグラフィカメラによる画像を参照していただければ分かるのだが、ピザは10分間でこんなにも温度が変わり、チーズの伸び、具材の柔らかさなどが変わってしまう。それを防ぐために開発されたのが、「ジャストタイムクッキング」というわけである。導入は5月27日からの予定となっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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