ハーゲンダッツ、日本進出35周年記念商品「翠~濃茶~」を期間限定発売

2019年5月17日 21:40

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「翠~濃茶~」(画像: ハーゲンダッツジャパン発表資料より)

「翠~濃茶~」(画像: ハーゲンダッツジャパン発表資料より)[写真拡大]

 ハーゲンダッツの日本での販売開始は1984年である。今年がそれから35周年の節目の年であることを記念して、ハーゲンダッツジャパンは35周年記念商品「翠(みどり)~濃茶(こいちゃ)~」を期間限定で発売すると発表した。発売日は7月9日、消費税込み希望小売価格は350円。

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 「翠~濃茶~」は茶道の格式高いもてなし“濃茶”に着想を得て開発された、特別なアイスクリームだという。濃茶というのは、抹茶の一種であり、またその飲み方を表す用語である。濃茶はうまみが強くまろやかな、濃度の高い“濃い”抹茶を数人で回し飲むのが今日の一般的な作法であるが、伝によれば16世紀の終わり頃に千利休が考案したのがそのはじめであるという。

 「翠~濃茶~」には、この商品のためだけに特別な時間をかけて作られた、手摘み初摘みの茶葉が使われている。一般的な玉露は被覆期間20日程度であるところを、35日以上と長く被覆期間を取ることで、うま味に寄与するテアニンの含有量を一般的な抹茶よりも高くしているのである。抹茶本来の甘みと渋みのバランスが取れた、贅沢に丁寧に作られた抹茶アイスクリームになっているというわけである。

 パッケージにも深いこだわりがある。蓋には「クラウンリッド」という光の屈折が美しい特別デザインのものが使われ、パッケージ表面には水引(祝儀などに使われる紅白の帯紐)を使って「35周年」のマークをあしらい、内側はアイスクリームの濃い緑色が映えるように、内側が黒色になっている。これもこの商品のために新たに開発されたものである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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