イグジット、小松市で観光客向けAIコンシェルジュを試験運用 多言語に対応

2019年5月12日 18:31

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『こまつJapanナビ / こまつAIカブッキー』のイメージ。(画像:iXIT発表資料より)

『こまつJapanナビ / こまつAIカブッキー』のイメージ。(画像:iXIT発表資料より)[写真拡大]

 iXIT(以下、イグジット)は10日、石川県小松市にて、同市を訪れた観光客の質問に対してAIが回答するサービス『こまつJapanナビ/こまつAIカブッキー』の試験運用を開始した。このサービスは多言語に対応し、外国人旅行者を含む観光客の問い合わせに対応する。「お旅まつり」の開催に合わせてサービスを開始し、観光客へのサービスの拡充と小松市内周辺の観光促進を目指す。

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 『こまつJapanナビ/こまつAIカブッキー』は、小松空港の国際化や2023年の北陸新幹線小松駅の開業に向けて、訪日外国人をはじめとした小松市の観光客へのサービス拡充と小松市周辺の観光促進を目的として導入する。

 「カブッキー」は、小松市民に親しまれている小松市のイメージキャラクターだ。まずは5月10日~12日の「お旅まつり」開催に合わせ、小松空港ターミナル内にデジタルサイネージを設置して試験運用をスタートする。

 サービスでは、観光客の問い合わせに対して24時間365日、AIが情報を提供する。利用者は設置されたデジタルサイネージに画面タッチ、または音声で質問を行う。利用者の質問を認識した認識したAIは、観光情報や交通情報を提供する。デジタルサイネージに表示されたQRコードを読み取ると、情報をスマートフォンに転送、旅行後も利用できる。

 日本語に加えて、英語、中国語(簡体字、繁体字)の多言語に対応。機械翻訳ではなくネイティブでの翻訳で回答するため、外国人でもストレスなく対話ができるという。またサイトデザインは、スマートフォンに最適化されており、LINEをはじめとした各種SNSにも対応している。AIチャットボットは、MARIANA OCEAN JAPANの『ObotAI』をもとに、開発を行っている。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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