SYSホールディングスは下値固め完了、19年7月期は利益横ばい予想だが20年7月期の収益拡大期待

2019年5月3日 15:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 SYSホールディングス<3988>(JQ)はシステム構築・サポートなどの総合情報サービスを展開している。19年7月期は利益横ばい予想だが、20年7月期の収益拡大を期待したい。株価は安値圏でモミ合う展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■システム構築・サポートなど総合情報サービスを展開

 ソフトウェアに関わるコンサルティング、システム構築・サポートなどの総合情報サービスを展開している。M&Aを積極活用して業容拡大を推進している。なお事業区分はグローバル製造業ソリューション、社会情報インフラ・ソリューション、モバイル・ソリューションとしている。

■19年7月期は利益横ばい予想だが20年7月期の収益拡大期待

 19年7月期連結業績予想は売上高が18年7月期比16.0%増の48億27百万円、営業利益が2.1%増の2億03百万円、経常利益が0.2%増の2億05百万円、純利益が0.2%増の1億47百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比27.9%増の23億91百万円、営業利益が24.2%増の85百万円、経常利益が29.3%増の88百万円、そして純利益が48.0%増の55百万円だった。モバイル・ソリューションは受託開発の減少で12.9%減収だが、主力のグローバル製造業ソリューションが自動車ECU(電子制御ユニット)分野の増加やM&A効果で21.9%増収、社会情報インフラ・ソリューションが電力関連の増加やM&A効果で36.4%増収と伸長した。

 通期はM&Aも寄与して2桁増収だが、待遇改善に伴う人件費の増加、採用・教育コストの増加などで利益横ばい予想としている。20年7月期の収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は安値圏900円近辺でモミ合う展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。4月26日の終値は885円、今期予想連結PERは約15倍、時価総額は約23億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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