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三洋化成工業、リチウムイオン電池「全樹脂電池」を量産へ
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 三洋化成工業が、電極を含めたほぼすべての構成要素を樹脂で形成する「全樹脂電池」を量産化するという。設備投資を抑えることができ、さらに容量密度が従来の2倍以上になる一方で材料コストは半減できるという(日経新聞の記事前編、記事後編、日刊工業新聞)。
量産化の話は昨年にも報じられているが(京都新聞、日経xTECH)、研究開発を行なっている慶應義塾大学・堀江英明特任教授が設立したベンチャー企業APBを三洋化成工業が今年2月に子会社化し、本格的に量産を目指すことになったようだ。
活物質の粉末を電解液に混ぜ込たペーストを樹脂フィルム上に塗り、それを電池構成部材のセパレーターとともに重ねたシンプルな構造になっており、端子やセル間の隙間が不要、一部が短絡しても発熱しない、重ねるだけで並列接続でいるといった特徴があるという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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